思い出を載せた

こんな素敵なハガキが届きました。
『季節が巡り
新しい日々が始まる
柔らかな風が吹いて
春の恵みが
真っ赤に色づく

一粒 口にほおばると
甘い香りが
私の身体全体に
広がっていく』


私は高校三年間『FLC』(フレンドリー．ライフ．コミュニティー)というグループに入って、車椅子で生活している方々の支援(ボランティア)をしていました。支援とはいっても『生涯車椅子でも自立した生活を目指そう！』という目的のグループだったので、介護とか云うよりはいろんな場所に出掛ける為の補助と話し相手(笑)でした。
まぁ当時16歳とかだと手伝える事も限られますしね。不自由だけれど我慢はしない生活をってな事なので、車椅子のまま乗れるワゴン車や自家用車を駆使して、カラオケ行って大声で歌ったり、ファミレス行って好きなもの食べたり、葡萄狩り行ったり、みんなが出来る楽器を演奏したりコーラスしたり、地域の取り組みに参加したり、ディスカッションしたり、地方の話し合いにもみんなで参加したりと、様々な事をしてました。
このグループ、24時間テレビにもちょこっと取り上げられて、私もテレビ出演しました～(笑)縦笛吹いて(爆爆)

この絵と詩を書いた方はFLCの会長さんで、首の筋肉以外は全く動かせない方です。それでも当時から自分で車椅子を操り(呼吸の仕方でレバーを操る)パソコンを使いこなしてました(顔の正面にキーボードを持ってきて、割り箸のような長い棒でひとつひとつタグ打ち)
十代だった私には首しか動かないなら絶対無理！絶対に出来ないだろうと固定観念持っていた様々な事をさらりとこなしていた会長さんが素晴らしく、カッコ良く見えていました。

自分が五体満足であることのありがたみ
不自由な面を持つ方々はやる気の気合いと度合いがハンパじゃないこと。
チャレンジ精神の裏にある危険性(思った通りにできる訳ではないのでね…)
様々な事を見て来れた、貴重な三年間でした。(結果、私は介護福祉の資格を取るわけですが(笑)役立てて無いなぁ…)

数年前、その会長さんが結婚したことを知りました。分かり合える方と巡り会えて本当に良かったと、心から祝福していました。
今日、ハガキを見て、まだまだお元気そうな様子と、新しい事にチャレンジする気合いが衰えて無いことがすごーく嬉しかった。

いつか、会長に負けないくらいの好奇心とやる気とチャレンジ精神を見せてやる!!!そして絶対夢を叶えて会いに行く!!!と密かに心に誓ったのでした(笑)

いや、地元の方だからすぐ会えるんだけどさ…(^_^;)ゞ

口に絵筆をくわえて描いたとは思えない繊細さだよねぇ…☆
いつか、会長さんの書いた詩を朗読出来たら良いなぁ…♪読まして貰える位、自分に自信と実力つけなきゃなぁ…。

な～んて思いながら、このハガキは大切にしまっておこうと思います。